2018年09月21日

統合的なグループワークを研究トレーニングコース

CLさんの人間理解をすすめることを邁進して、精神力動的理論を基盤としながらも対人関係の在り方を、自分の課題として捉えることを狙いとした統合的なグループワークを研究してきました。トレーニングコースの1年目が今週で修了です。
基礎コース年間日数:16日間(108時間)(ベースとなる理論と技法を体験)
週末日曜日形式 10日間(6時間✕10日=60時間)
金土日(2泊3日)合宿形式2回6日間(8時間✕6日=48時間)
 研究会のみなさんの姿勢に支えられて1年目をおえることができます。個々のファシリスタイルに個性があらわれはじめていてこれからがとても楽しみです。こころから感謝いたします。(^^ゞ 
http://ikuoakashi.jp/1314

2019年基礎コースの募集をはじめました。

2018年09月18日

AC〜自分の専門家になる 
ナラティヴ・アプローチ  「問題の外在化」

■アダルト・チルドレングループカウンセリング
ナラティヴ・アプローチ  「問題の外在化」

「問題」が問題なのである。あなたが問題なのではない。問題に対する関係が問題なのである。

自分の人生やアイデンティティの中心にあると考えている「問題」は,外在化されると、弱体化,あるいは解消、変化する。 
一例として,慢性喘息少年へのナラティヴ・アプローチのケース :
 10歳で慢性不安定性喘息と診断された少年は,生命も失うほどの状態での入院を経て,両親と家庭医の最大の努力にもかかわらず,喘息はコントロールできなかった。皆の心配は,再度,生命を脅かすほどの発作を起こすのではないということであった。

セラピストは,彼が喘息へのケアを両親に依存していることを観察する。セラピストが彼と共に,喘息をずるがしこい“トリックスター”と擬人化して外在化すると,

彼は自分のことを不注意で無防備な,わなにかけられた人として描写するに至った。そうすることで彼はセラピストと共に,“トリックスター”のわなの戦略を十分に探求し,近づいて来ているのを知るための方法はピークフローであると位置づけることを可能にした。

彼は,喘息のことを忘れて日常生活に戻る変わりに,“トリックスター”に対して注意深くなることにして,“トリックスター”のやり口や手段を学ぶためにノートを使うことにした。それは,ピークフローを,定期的に記録することであった。

彼は,日々,“トリックスター”についてのエキスパートとしてのキャリアを積み,これを喘息のリサーチ・プロジェクトと位置づけるに至った。

さらに,もし,彼がもっと“トリックスター”について知ったら,“トリックスター”は,彼を支配できなくなると気づくに至った。彼は,喘息という問題を外在化する前は喘息患者ではあったが,喘息無知者でもあった。

彼は今では何が喘息を起こせるか,何が喘息を防ぐことができるのかを知り,自分は喘息のトリックについて知っているという専門知識を持つに至った。彼は,喘息のリサーチ・プロジェクトにのめり込み,これを学校科学展に出品することになった。そして,彼は,喘息により制限されていた自己と自己拡張との間のジレンマに直面することに成功し,自分のライフスタイルとして後者を選んだ。彼は喘息患者という地位を捨てて,喘息に支配された他の少年少女のカウンセラー役を引き受けることになった。

<参考文献>
(White & Epston共著  小森訳 物語としての家族 1992)
(White & Denborough, 小森訳  ナラティヴ・セラピーの実践 2000)

2018.9 家族とAC研究室 http://ikuoakashi.jp/  臨床心理士 明石郁生

posted by ikuaka at 15:31| 自分の専門家になる

2018年09月17日

エッジを超えるとき、またはもう既に超えている時に、強烈な違和感に襲われます。

エッジを超えるとき、またはもう既に超えている時に、強烈な違和感に襲われます。対象に強く依存していればなおさら。例えば、ワーカホリックからの変化は、いたたまれなく、落ち着かない気分になります。そういう時にカウンセラーを利用するのです。#ワーカホリック
posted by ikuaka at 09:40| パーソナリティの変容

2018年09月14日

生きづらさ、悩みとは排除するものではなく自分を見つける機会である。

こんにちは。湘南の海はすっかり秋の潮になりました。

ACを対象の中心として開業臨床をはじめて9年目の秋をむかえています。臨床や奮闘のあれこれを振り返りながら原稿にまとめています。
現在の、私の中心となる姿勢は、

1,生きづらさ、悩みとは排除するものではなく自分を見つける機会である。

2,「治る」、「回復」にとらわれない。セラピー的変化の多様性。

3,アダルト・チルドレン(以下:AC)という言葉は、自らの“生きづらさ”を自分なりに理解しようと努める人がたどりつくひとつの自覚である。その自覚をつかい自身の人生を再創造する機会を開く!です。

私たちは、他者になろうとしてしまうときに生きづらさを抱えてしまうことがあります。

時にそれは身体症状、病気、人間関係のトラブルに発展してしまうこともあります。

社会の要請や家族からの過剰な期待に応えようとして自分ではない人間になろうとけんめいに努力してしまうこともあります。

自然界の一部である私たちはそれぞれに違った生きる意義があります。近年では、多様性を尊重する流れも多く聞かれるようになりました。

近代化を優先してきたことの弊害のひとつには、合理化や、健康と病気、合格と不合格、勝者と敗者、成功と失敗というような二元論に執着してしまうことが挙げられます。他者のような「成功」を手に入れるために、挫折や寄り道、困難の過程、生きづらさを切り取ることにやっきになってしまうことがあります。

その努力は、いつまでたっても「自分自身の力」を見つめずに、他者のような幸せを追い続ける時間となってしまいます。私たちは他者になることはできません。その努力の歪は、慢性的に繰り返す悩み、依存症、身体症状としてあらわれるかもしれません。

しかしながら、そうだとしても、私たちはそのシグナルをつかまえて、自身を見つめ直す冒険に出ることができるのです。

読んでいただいてありがとうございます。




☆ご契約サービスのご案内

経営者カウンセリング
 ⇒ http://ikuoakashi.jp/presidentcounseling



家族カウンセリング
家族療法とは,働きかける対象を家族という「複数の人々が織りなす人間関係」にアプローチします。⇒http://ikuoakashi.jp/family-2




☆イベントのお申し込みはこちらからどうぞ


統合的カウンセリングを学ぶ PIAS実践講座:プレ講座 9月15日(土)14時〜17時 麻布十番 IFF 4名まで

 ⇒http://ikuoakashi.jp/2005

PIAS(逆説的アプローチ)とは精神科医斎藤学による、家族の人間関係を主な対象とした臨床実践体系です。
“生きづらい”という悩みについて、狭義の「回復」にとらわれず、自分自身の在り方の自覚に焦点をあてます。

ACグループカウンセリング -ACという生きる力・あなたの悩みは才能に変わる- @麻布十番 9月15日(土)10時〜12時30分
 ⇒http://ikuoakashi.jp/2008

10/6“夢”・ドリームボディ・ワーク@ 鎌倉芸術館10月6日(土)

 ⇒ http://ikuoakashi.jp/2002

湧き起こるすべてのシグナルを「ドリームボディ」として、その人自身の統合へ向かう機会としてワークする。その際に、気持ちの構え、感情とそれを表す態度(メタスキル)、背景にあるスピリチュアルな態度と感覚的なアプローチをする。アートとしてのセラピー、体験的グループワークです。



明石郁生 
カウンセラー/臨床心理士
AA-J /家族とAC研究室
http://www.ikuoakashi.jp
posted by ikuaka at 15:02| ACカウンセリング

2018年09月13日

ワーカーホリック(仕事依存症)〜自分の専門家へ

波はありませんでしたが、秋っぽい一日でした。

さて、依存症というカテゴリーがありますが、診断基準のひとつは、日常生活や仕事などに著しい支障を感じているということになります。
自分自身を傷つけるほど邁進してしまうこと。そして、無意識であるので、自身では気がつくとこが難しいという側面があります。
私の臨床では、そういった症状を治す、回復させるという、枠組みにとらわれないことがあります。

それは、その「症状」として表れている「力」を肯定したいという姿勢があるからです。

私の例でいうと、私はワーカーホリック(仕事依存症)を自覚しています。
サラリーマンの頃は、倒れるまで身体症状に気が付かないことが何度かありました。

私はそんな「自分を知る」ことに時間をつかってきました。倒れるほど仕事をすることは良いことではありませんが、その駆動力とはいったいなんなのだと。

それらを知る道が、私をカウンセラーにしました。そのような過程を、私は「自分の専門家になる」と定義しています。
posted by ikuaka at 10:36| アディクション(依存症)
カウンセラー/臨床心理士  明石郁生 家族とAC研究室 http://www.ikuoakashi.jp
ACという生きる力ー自分の専門家になるー無料 News Letter
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