2011年08月11日

夫婦関係のカウンセリングとはどのようなことをするのですか?

夫婦のカウンセリングでは、愛着理論に基づいた、感情体験に焦点を当てたカウンセリングを中心として行います。

最近の研究では、幸福な結婚生活をしている人たちでも、大げんかをすることがあるし、大げんかが必ずしも結婚生活を破壊することにはならないということである。

結婚生活解消の原因は、お互いの感情表現への肯定的な関わりと相手への反応の減少が、主なものです。

ご夫婦の親密さを深める鍵のひとつは,それぞれが自分の感情について責任をとれるかどうかです。(自分の感情を言葉にしているかどうかです。)

夫の帰宅が遅いことを,
「彼は自分のことがわかっていない・・・」「彼は私に関心がないのではないかと感じます。」これらはご主人の帰宅が遅いことをどのように思考しているかです。

この延長線上では,妻は夫のふるまいをとがめ,夫がどうあるべきか口うるさく言っても,
夫は自分の行動は正しく,家庭のために働いているのだし,間違っているのは妻のほうだと言うでしょう。

どちらも自分自身の感情を「所有」し「責任を取らず」、「言葉にして」
相手に伝えていません。


何がお互いを非難ばかりの人間にしたてあげてしまうのでしょう?
第1の原因:お互いが(自分自身の)感情に無責任な場合
第2の原因:夫婦自身の中にある,特に子ども時代に経験した愛着関係の自信喪失です。


「・・・帰宅が遅いと私は悲しいと感じます・・・」
「・・・私は傷ついているんです。」

と言うことは,自分の感情を受け入れて,相手に感情を伝えることになります。
自分の感情を伝えるときに,親密さと思いやりが育ち始めます。

相手を気遣っているつもりで感情を表現しないことは,相手に伝わらないばかりか,自分自身に誠実ではなくなり,不健全なコミニケーションにつながります。

感情を爆発させて相手に不平を言うということではなくて,自分自身の感情
「悲しい,さみしい,興奮している,楽しみにしている」をキャッチしてそれを言葉にしてみることに焦点を当てたカウンセリングを行います。


<引用文献>
境界線(バウンダリーズ)―聖書が語る人間関係の大原則/ヘンリー・クラウド
Johon Gottman & Nan Silver. The Seven Principles Making Marriage Work.
松浦秀明(訳) (2000). 愛する二人 別れる二人  第三文明社

家族とACカウンセリング

posted by ikuaka at 12:16| Comment(0) | ○ご相談のケーススタディ
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カウンセラー/臨床心理士  明石郁生 家族とAC研究室 http://www.ikuoakashi.jp
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