2011年06月15日

怒りがおさままらない、自分を好きないなれない。



人は自分の好ましくない傾向(自分の中にあるけれど好きになれない)を除外しようとする。
そして、それらが外や他者にある異質なものであると思い込もうとする。

 これは自分の境界を狭めることになります。これらの除外された傾向は、他者に影として投影されます。本人には残りの狭くなった不正確な自己イメージである“仮面”だけと同一化するようになります。

これで、“仮面”VS“影”という対立の戦いが始まります。

わかっているのにやめられない。怒りがおさまらない。自分を好きになれない。
自信がもてない。などなどで表出してきます。

怒り、自己主張、性的衝動、喜び、敵意、勇気、攻撃性、動因、興味など自分自身の特定の傾向の存在を否定しようとするときに生み出されます。

 →これらの傾向は当人のものであるから、
   否定できるものではない

自らの影を受け入れることには強い抵抗感があると思います。
それでもそれは、大切な自分のものです。
怒り、敵意、攻撃性、嫌い、それらも大切なあなたのものです。

心理療法では、それらが自分のものであると自覚することが、統合に向かうチャンスであると考えます。

<参考文献> Ken Wilber (1979) No boundary 吉福伸逸(訳) (1986)
無境界 自己成長のセラピー論 平河出版社
posted by ikuaka at 15:34| ○ご相談のケーススタディ
カウンセラー/臨床心理士  明石郁生 家族とAC研究室 http://www.ikuoakashi.jp
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