2016年07月27日

アダルトチルドレンの回復、エッジ。

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ひとつのケースをシェアしようと思います。

彼は、数年にわたる「自分を知る」探求がすすんでいます。
仕事を休むことができるようになり、自分の時間がもてるようになってきました。

休みの日、思考や感情や、身体に必要以上に負担をかけない行動をとることができるようになってきました。
しかしながら、その分、「余白」を持て余していることに気が付き始めました。

休みの日、時間、そわそわして何をしたら良いのかわからないと言います。

 このあたりがエッジです。

エッジとは、ひとつの知覚(たとえば思考、)での <気づきの限界点> と言われているものです。

彼は、いつでもおおくの仕事をやり遂げられる自分というアイデンティティに同一化していましたので、「仕事をしない自分は存在しない」という限界点を持っています。


 ワークやカウンセリングでは、「仕事ができないと思われているのはどんな感じがしますか?」と聞きます。

 準備ができれば、エッジにひそむ人物、事象と会話することができます。

「だめなやつと思われたくない!」
「生きている意味がない。」
「そんなの自分ではない」

 ということは、仕事に多くの賞賛を求めていたということに気がつきます。

 「あなたのおかげで助かった!」
 「ありがとう、あなた良い人だ。」
 
 くわえて、仕事だけではなくて、おおくの関係性に「賞賛」を求めていることに気がつきます。

 
 私たちは、与えられる存在であるのですが同時に、「与えられている」存在でもあるのですね。

 自分の存在を十分に受け取ることにテーマがあります。

 
 暑いので、ご自愛ください!


グループワーク 3DAYS  キャンプファイヤー in 越後湯沢 8月26、27、28日
 ⇒ http://www.reservestock.jp/events/134095/


アダルト・チルドレングループワーク1DAY in  鎌倉 2016年9月18日日曜日
 ⇒ http://www.reservestock.jp/events/135054/


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posted by ikuaka at 12:14| ★セラピスト日記

夫婦カウンセリングとは?



人々はもともと家族から(元家族)から得ていたものを,会社,同僚にもとめるようになりました。パートナーにも,もとめてるのかもしれません。

境界線の問題は,愛情・養育関係,自尊心,承認など,親が自分に与えてくれなかったものを「仕事」・「夫、妻」に必要以上にもとめようとするときに起こります。

結婚はお互いの自己を明らかにしていきますが,双方あるいはどちらかが、子ども時代の必要が満たされていないことを相手に求めているとすれば、これらの期待が衝突するのも無理もないですね。

★ 自分の感情を「所有する」夫婦

ご夫婦の親密さを深める鍵のひとつは,それぞれが自分の「感情」について責任をとれるかどうかです。

夫の帰宅が遅いことを,「彼は自分のことがわかっていない・・・」「彼は私に関心がないのでは・・・」のくりかえしでは、ご主人の帰宅が遅いことをどのように評価しているかの問題に終始します。

この延長線上では,妻は夫のふるまいをとがめ,夫がどうあるべきか口うるさく言っても,
夫は自分の行動は正しく,家庭のために働いているのだし,間違っているのは妻のほうだと言うでしょう。

どちらも自分自身の感情を「所有」せず,相手に伝えていないからかもしれません。

「いつも帰宅が遅いと私は悲しいんです・・・」
「・・・私は傷ついているんです。」

と言うことは,自分の感情を受け入れて,相手に感情を伝えることになります。
自分の感情を伝えるときに,親密さと思いやりが育ち始めます。

<引用文献>
境界線(バウンダリーズ)―聖書が語る人間関係の大原則/ヘンリー・クラウド


共依存者とは,「他人の世話焼きに没頭し自分の真の必要(欲望)がわからなくなってしまった人」

*夫との関係に絶望し,子どもの世話焼きに没頭する母親。こどもを生きがいとし,期待で縛りあげる。この縛りから抜け出ようとする子は非行やひきこもりなどの「期待はずれ」を演じる他ない。縛りに甘んじる子は,自分の欲望を知らないロボット人間と化す。(斎藤学 2007)

共依存の人たちは他者からの承認を求めるために多くの時間とエネルギーを費やします。他に対処する方法を知らないからです。共依存の人たちは,外からはうまくやっているように見えますが,内心は自分に対する疑いと,みじめで恨みに満ちた気持ちでいっぱいです。自分は不十分な人間で,自分はよくやった,自分にはすぐれているところがある,十分だということが感じられない自己否定感があります。

<引用文献> Kay Marie Porterfield (1991) Coping with Codependency (ケイ・マリー・ポーターフィールド著 水澤都加佐(監訳)(2006) 共依存かもしれない・・・他人やモノで自分を満たそうとする人たち 大月出版)

幸せな結婚生活を送っている夫婦は,とりわけ頭がよいわけでも,裕福でも,心理学に通じた人たちでもありません。

幸せな夫婦は,日常生活で相手のマイナス面より,プラス面を重視するよう心がけています。
それは,知的感情による結婚生活(emotional intelligence  自分の感情を適切に理解すること)といえるでしょう。

Johon Gottman & Nan Silver. The Seven Principles Making Marriage Work.
(ジョン・M・ゴッドマン ナン・シルバー共著 松浦秀明(訳) (2000). 愛する二人 別れる二人 第三文明社)

夫婦カウンセリングとは、お互いがしてくれないことを非難しあうことではありません。お互いが、いまの、自分自身のニーズを知ることからはじめます。


家族とAC 研究室


posted by ikuaka at 08:59| --夫婦カウンセリング

2016年07月18日

アダルト・チルドレンを対象とした個人面接と精神力動的理論をとりいれたゲシュタルト・セラピー、プロセスワークの併用実践の報告

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嗜癖行動学会で演題発表をさせていただきます。アダルトチルドレンを臨床対象として、私は、関係性のアディクション(自分との関係、仕事や世界との関係を含む)への、セラピーの可能性についてこれまでの実践を報告したいと思っています。(^^ゞ

嗜癖行動学会:京都

アダルト・チルドレンを対象とした個人面接と精神力動的理論をとりいれたゲシュタルト・セラピー、プロセスワークの併用実践の報告

・・・CLの訴えは面接が進むに連れ、“生きづらい” 自分自身の在り方の自覚と変容に推移した。ゆえに、伝統的な心理療法が焦点を当てる「人間の不都合な部分を修正する」などの、狭義の「回復」の枠組みにとらわれない、回復の多様性が求められた。それゆえ、精神力動的理論を基盤としながらも、いくつかの異なる理論基盤を持つ心理療法を統合的に試み、個人面接と精神力動的理論をとりいれたゲシュタルト・セラピー、プロセスワーク(以下:グループサイコセラピー)を併用し実践するに至った。
 筆者の小規模な検討では、併用を継続したCL に新たな自己の芽生えの自覚が見られ、実践には相乗的な進捗あると体験している。
 ここでは、筆者が実践したACを対象とした個人面接とグループサイコセラピーの併用とはどのようなものであったのか先行研究を展望し検討したい。

・・・・修正感情体験
・認知変容体験
・家族療法の体験
・自分自身との関係性の変容
自分を保護できる自己」(保護してくれる親の内面化)の出現に注目している。その出現をTHと参加者と共に共有できた体験は、新たな自己の芽生えを生じさせ、対人関係に変容が起こる機会を開くと実感した。



posted by ikuaka at 16:28| ★セラピスト日記

2016年07月04日

アダルト・チルドレングループワーク 1DAY in 鎌倉 7月16日土曜日


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あなた自身の中にある”力”に気づき、あなたらしい生き方を目指すために


鎌倉でのグループワーク2回めです。週末のワークの合間に、報告論文などを書きながら、臨床的に自分が何をしているのかを展望しています。
・・・精神力動的理論を基盤としながらも、いくつかの異なる理論基盤を持つ心理療法を統合的に試み、個人面接と精神力動的理論をとりいれたゲシュタルト・セラピー、プロセスワーク(以下:グループサイコセラピー)を併用し実践するに至った。・・
と最近は書いています。が、「グループサイコセラピー」とは、ヤーロムぐらいしか使っていない言葉かもしれないし、ヤーロムはたぶん、ゲシュタルトもプロセスワークも知らないのでは?という疑問もありながら、。
「トランスパーソナル心理学理論基盤の体験的グループセラピー」と書くと引用する文献が難しくなるし、。
吉福伸逸さんのセラピーと私が言うには、おこがましいし(^^ゞ
なんてことを考えながら、謙虚にわたしなりにいっしょうけんめいトレーニングしワークに望んでいます。興味の在る方をご存知のかたはシェアしてくださると嬉しいです!感謝をこめて。

対象:アダルト・チルドレンの自覚がある、なしに係わらず。どなたでも。

いつも、どこか生きづらいと感じている 怒りや悲しみがあり孤独を感じている突っ走るように生きているけれど、 本当は何をしたいのかわからない。 でも、何かしたいと感じている人など


内容:セラピストと参加者同士の相互作用から、共感的他者を通した新たな自己の発見を促し、身体知覚を通した感情、情緒に触れる安全な場を通して、“生きづらさ”とは、全体性に向かう心身統合の流れであると体験する機会を開きます。


修正感情体験、社会の縮図としてのグループ(グループサイコセラピー、アーヴィン・D・ヤーロム)というコンセプトに、認知的な変化をもたらす、ようなセラピストと参加者相互のフィードバックも重要な因子であるなぁと体験的に思っています。


目的:統合的心理セラピーを体験していただきます。

2016年7月16日(土)
開場 9:30
開始 10:00
終了 16:00
場所:鎌倉芸術館 和室 神奈川県鎌倉市大船6-1-2

主催:家族とAC研究室





アダルト・チルドレングループワーク1DAY in  鎌倉 2016年7月16日土曜日の参加申し込みはこちら


posted by ikuaka at 12:59| ★セラピスト日記

オープンカウンセリング/家族教室 2016年7月23日土曜日13時〜15時 茅ヶ崎勤労市民会館



オープンカウンセリング/家族のこころ教室

カウンセリングをオープンに公開しグループで体験していただく試みです。ご家族に引きこもりさん,不登校さんがいる、ご夫婦関係を改善したいなど、家族のこと、自分自身のこと、内容は問いません。どなたでも参加できます。
さまざまなご家族のこころの課題解決の糸口をさぐる場となります。

対象 :ご家族、ご本人どなたでも参加できます。 
*ご相談者、聴講ともご予約をお願いいたします。
*参加者には守秘義務をお願い致します。

・ご相談者(2名)まで
・聴講のみ(参加されてお話を聞かれるのみ)
お話をお聞くだけの参加の場合でも、ご自身の問題解決の参考となるでしょう。

日時:

7月23(土) 13:00〜 15:00
 

 


カウンセラー:明石郁生 臨床心理士
参加費:ご相談者おひとり  5400円 (2名まで)
    聴講(参加のみ)  3240円  
*事前のお振り込み、またはカード決済

会場 :茅ヶ崎勤労市民会館 和室

お申し込みはこちら

*最小開催人数4名とさせていただきます。定員に達しない際は延期させていただきます。予めご了承を」いただけますと助かります。

家族とAC 研究室 電話1(プッシュホン) 0467-82-8277 

タグ:家族の相談
posted by ikuaka at 10:08| Comment(0) | ---家族教室
カウンセラー/臨床心理士 明石郁生 家族とAC研究室 http://www.ikuoakashi.jp アダルト・チルドレンという生きる力ー自分の専門家になるー手紙http://www.reservestock.jp/subscribe/30803